【えいる 訪問看護 スタッフブログ43】
2022/03/22
タイトル
by 看護師A
こんにちは。看護師Aです。
春風秋霜(しゅんぷうしゅうそう)という言葉、聞いたことありますか?
これは、私が学生時代、成人看護学の先生から、先生の看護実践における姿勢として教わった言葉です。
意味は、「春風のように暖かく人に接し、秋霜のように、厳しく自らを戒める」。
江戸時代末期儒学者、佐藤一斎の言葉です。
卒業して病棟勤務をしていた頃、余裕のない時こそ、この言葉をメモの端に書き留めて、心がけて仕事をしたものです。
今でも、この言葉を頭の片隅に置いて、折々思い出しては気持ちを改める、私にとってはそんな初心に帰ることのできる言葉です。
そして今、関わる利用者さん、一緒に働くスタッフ、他職種の皆さんに春風を送れているかなと振り返りながら思ったのは、自分にも春風を送っても良いのではないか?ということ。
もちろん、いつもは秋霜のように、自分に厳しくと思いますが、時には自分に「頑張ってるね」「そのままで大丈夫だよ」と優しい春風を送れる、そんな余裕のある看護師でいたいと思うのです。
こうやって振り返ることができるのも、この言葉を教えてくれた先生のおかげです。
そして、これからも誰かに、時には自分にも、春風を送っていけたらと思います。
皆さん、心に春風感じてますか?